前回、30年間「いつか」のままバイクに乗らずにいた話を書きました。今回は、その「いつか」が突然やってきた話です。
きっかけは、息子でした。
「免許持ってるんでしょ?なんで乗らないの?」
息子は高校を卒業してすぐ、バイクの免許を取りました。そして自分がバイクの楽しさを知ると、今度は私の番だと言わんばかりに——
「お母さん、免許持ってるんでしょ?なんで乗らないの?!絶対乗ったほうがいいって!」
この押しが、まあしつこい(笑)
自分のバイクを選ぶときも、「400ccを探してもいいけど、いつかお母さんが乗れるように250ccにしようか?」なんて言い出す始末。私はそのたびに「えーっ!無理だよー」と流していました。だって30年も乗ってないのに。乗れるわけがない、と思っていました。
でも息子は、諦めませんでした。本当にしつこい(笑)
昼休みの30分で、人生が変わった
ある日のお昼前、息子からLINEが来ました。(息子は高校卒業後、専門学校に行くために県外に出ていました)
開いてみると、メルカリの画像。私が乗れそうなバイクを見つけて、送ってきたのです。
見た瞬間、思わず「え、いいじゃん!」と声が出ました。

慌てて詳細を見ると、いいねが100件以上ついている。コメント欄を見ると、「埼玉まではいくらですか?」「宮崎まではどうですか?」という質問であふれてる。数時間前までやりとりが続いている。(送料込みの金額提示だったので、皆さん一応送料を確認しているのです)
え、これ、早くしないと売れちゃうんじゃない?——焦る私。出品ページには、そのバイクの始動動画のリンクが付いていました。再生すると、いいエンジン音を響かせている。それを聞いて、ますます「欲しい!」に。
そこからの行動は、我ながら早かった。旦那にLINEで「これ買っていい?」と確認、OKをもらい、そのまま昼休み中にえいっ!と購入ボタンを押しました。
バイクの免許を取って30年、一度も自分のバイクを持ったことがなかった私が、昼休みの30分で愛車を手に入れてしまったのです。
そして息子にLINEを返しました。
「買った!」
その日は、結婚記念日でした
ちなみにその日、偶然にも結婚記念日でした。
自分だけ、とんでもないプレゼントを買ってしまった記念日。旦那よ、あの時OKしてくれてありがとう(笑)
届いたバイクを前に、固まる
バイクは後日、アイラインという輸送会社で同じ九州内から運ばれてきました。
県外に出た息子は転居先でバイクを注文している状態で、まさかの私の方が先にバイクを手にすることになりました(笑)

目の前に現れた、自分のバイク。ずっと憧れていたはずなのに、湧き上がってきたのは嬉しさよりも——
「意外と大きい。……私、乗れるのか?」
30年ぶりのバイク。不安でいっぱいになった私は、あることを決意します。
次は、朝イチ教習、午後から仕事。ペーパーライダー教習に3日間通った話です。
